毎日暑い日が続いてますが、皆さんお元気で暮らされてますでしょうか?
前回の投稿から、だいぶ時間が空いてしまいました。
ワードプレスの調子が悪く、画像が表示できたりできなかったりしたんですが、アップデートでようやく不都合が(今のところ)直ったみたいなので、ようやく新しい投稿ができるようになりました。
さて、最近行ったイベントでとても満足したのが、佐賀県美術館で開催されている、
北斎・広重展
ですね!!
今更ご説明することもないかと思いますが、一応簡単にまとめてみました。
葛飾北斎と歌川広重の比較表
江戸時代後期を代表する浮世絵師の生涯と作品の詳細比較
葛飾北斎
画狂老人・革新の浮世絵師
1760年 – 1849年(90歳)
本所割下水生まれ
富嶽三十六景で有名
歌川広重
風景の抒情詩人
1797年 – 1858年(62歳)
江戸八代洲河岸生まれ
東海道五十三次で有名
比較項目 | 葛飾北斎 | 歌川広重 |
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生年月日 |
1760年9月23日 (宝暦10年) |
1797年 (寛政9年) |
没年月日 |
1849年4月18日 (嘉永2年)享年90歳 |
1858年10月12日 (安政5年)享年62歳 |
本名・出身 |
川村時太郎(のち鉄蔵) 本所割下水(現・墨田区) 中島伊勢の養子 |
安藤重右衛門(幼名:徳太郎) 江戸八代洲河岸(現・千代田区) 定火消同心の子 |
代表作品 |
富嶽三十六景
読本挿絵、春画なども多数制作
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東海道五十三次
名所江戸百景
木曽海道六十九次
花鳥画も手がける
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画風の特徴 |
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色彩の特徴 |
ベロ藍(プルシアンブルー)を効果的に使用
鮮やかな色彩対比と立体感のある表現 |
ヒロシゲブルーとして世界的に知られる
独特の青の美しさと情緒的な色使い |
師匠・流派 |
勝川春章に入門
狩野派、住吉派、琳派など多様な流派を学習
|
歌川豊広に入門
歌川派、円山応挙の影響も受ける
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作品数・活動期間 |
約34,000点
約70年間(20代〜90歳)の長期活動
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数千点の風景画
約40年間(15歳〜62歳)の活動
|
西洋への影響 |
印象派画家に大きな影響
モネ、ドガ、ゴッホ、ゴーギャンなど
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ゴッホとモネが特に影響を受ける
印象派の風景画技法に大きな影響
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性格・エピソード |
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北斎の特徴
革新性と実験性を重視し、奇抜な構図と大胆な表現で浮世絵の可能性を追求。90年の長い生涯で多様なジャンルに挑戦し続けた「画狂老人」として、常に新しい表現方法を模索し続けました。
広重の特徴
詩的で情緒豊かな風景画に特化し、季節感や天候を巧みに表現。「風景の抒情詩人」として親しまれ、写生に基づく美しい名所絵で人々の心を魅了し続けました。
両者とも江戸時代後期を代表する浮世絵師として、それぞれ異なるアプローチで風景画の新境地を開拓し、
現在でも世界中で愛され続けています。
こんな感じで、よく比較されるお二人ですが、この江戸時代を代表する浮世絵師の代表作が観れるとあらば、行かないわけにはいかないでしょう!
チケット代も大人で1,300円とそれなりにしますが、内容からすれば決して高くないと思います。(実際に鑑賞してから、なおさらそう思いました)
早速チケットを買って、ワクワクしながら中に入りました。
何処かに書いてあったのですが、浮世絵は「実際のサイズは結構小さい」という情報は仕入れていたのですが、確かにA4サイズを横にしたぐらいのサイズがほとんどでしたね。
たまに、大きいのもありましたが、感覚的には9割は小さかったです。
ただ、展示してある数が結構ありまして、約200点あるそうです!
ですので、じっくり観ようと思ったら、2時間ほどかかるのではないかと思います。
実際、私もすべて回るのに2時間ほどかかってしまいました。
それほど、見応えがありましたね。
200点の殆どを鑑賞したんですが、「北斎と広重どちらが好みか?」と言われると、どちらもすごいんですが、広重の画風が私には合ってましたね。
もちろん、北斎も素晴らしい(特にあの有名すぎる富士山と海の波)んですが、繊細さが広重の方があるような気がしました。
どちらにしても、素晴らしい浮世絵がたった1,300円で観ることができますので、お近くにお住いの方はぜひ御覧くださいね!!

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